川真田紘也に何点つけるか問題
先日YouTube「NBAダイナー」のゲストに原修太選手が出てくれた時のことだ。
MC陣のひとりである大西玲央が、B.LEAGUEのメディアはチームや選手を評価しないという問題提起をして盛り上がった。
その中で印象的だったのは、演者の中で唯一評価される側である原選手が意外にも「全然してもらっていいですよ」と言ってくれたことだった。
番組向けのリップサービスだったかもしれないが、私は鵜呑みにすることにした。折角選手がそう言ってくれるならやってみよう。
白状すると私には下心があった。なにせオフは長い。代表戦の採点でもして闇鍋の毎週更新をしのげるならそれに越したことはない。
手始めに私は7月頭に行われた中国対日本のワールドカップ・アジア地区予選を採点することにした。
想定したのはサッカーのような10点満点の採点だ。Gemini君によるとサッカーメディアの採点はイタリアのスポーツ紙が起源で、10点満点なのはイタリアの学校が10段階評価だからとのこと。なお、及第点は6点らしい。
これに倣うと決めて臨んだものの、試合を観はじめてすぐにその難易度の高さに気づいた。
採点をつけようとすると、サッカーとバスケのゲーム性の違いが浮き彫りになってくる。
まず交代枠が少ないサッカーと違い、バスケではファウルアウトしない限り自由に何度でも交代できる。例えばサッカーダイジェストwebによるワールドカップのブラジル戦の採点で、前田大然は「何度か果敢なボール奪取を披露。驚異的な運動力で動き回り、役割を果たした。」として7点の評価を得ていた。
サッカーは90分間の出場がベースだから、負け試合で無得点のフォワードが運動量(※記事中の表記は運動力)の貢献を認められて及第点以上の点数をつけられるということもある。
ところが、バスケではこれは起こり得ない。仮にエースを40分出して途中でガス欠に陥ったとしても、メディアがそのエースを批判することはないだろう。批判されるとすればその矛先は休みを与えなかったヘッドコーチか、休む時間を作れなかった控え選手になる。
バスケットボールでは多くの試合でスターターは控えの選手より多くの出場時間を得る。しかも試合が決まる重要な局面に出るのもスターター、もしくは決まった選手であることが多い。時間が平等でないことが選手の公平な評価を難しくする。