ディレクターズカット版ウエストプレビュー
ライターは職人のような仕事が多い。
まず、テーマの指定がある。次いで内容に指定が入る。例えば、先日のスポナビの依頼はこういった内容だった。
「■テーマ:
Bリーグが導入するサラリーキャップ制の中身とその狙い
→Bリーグで2026-27シーズンから導入される新リーグ体制「B.革新」。制度改革の大きな柱の1つがサラリーキャップ制です。経営の安定化と戦力の均衡を目的としたサラリーキャップ制が、Bリーグにもたらす影響とは? プラス面とマイナス面、ビジネス面とコート面で論じてください。また、新トップリーグにあたるBリーグプレミアのキャップ上限8億円は適当なのか。NBAとも比較しながらレポートしていただけないでしょうか。
●分量:2500字程度」
この指定に対し、私が書いたのがこれだ。
大柴さんの好きなことを、大柴さんの好きなように書いてください、という仕事はほとんど来ない。そんな仕事を得るためにはもっと著名なライター、もしくは作家先生と目されるようにならなければならない。
書いた原稿には、編集の目と校正が入る。私は先方の赤字に極力逆らわない方針なので、事実誤認などが無い限りは修正をそのまま受け入れる。
第三者の目が入る方がいい文章になるし、最終的にはその媒体の好きなものを載せたらいいと考えているからだ。
というわけで、大柴壮平の名前で世に出ている原稿でも、多かれ少なかれ第三者の手が加わっている。
だから、先日ダンクシュート編集部から、
「昨日、コンプリートガイドが無事校了を迎えました。
改めまして、今年もありがとうございました。
一点、ウエストの展望についてご報告です。
グリズリーズはティア3に入れておりましたが、
他球団との評価のバランスを考慮した結果、
ティア4に変更させていただきました。
グリズリーズの評価については悩ましいところでしたが、
全体のバランスを踏まえての判断となりますので、
ご了承いただけますと幸いです」
というメールをもらったときも、特段文句を言わなかった。
ただ、出来上がったコンプリートガイドを確認したところ、当初のランキングとかなりの開きがあったので、XやYouTubeで、私が書いたランキングは採用されなかった、ということは発言させてもらった。
ダンクシュート編集部が私の書いたものを修正する権利があるのと同様、私も自分の読者に、本当はこう書いたと言う権利はあるだろう。
そんなわけで今週の闇鍋は、私がどのようにウエストプレビューを書いているかを紹介しつつ、オリジナル原稿に書いたランキングを発表したい。

